インクを長持ちさせるには?5つのコツを紹介

インクについて

プリンターインクは、印刷しなくても減ってしまうのをご存知でしたか?

ベルカラーのサポート窓口には、「印刷していないのにインクが減っている」「インクを長持ちさせたい」というお問い合わせが数多く寄せられます。

実は、インクはプリンターを使わなくても減ります。むしろ、使わない方が印刷以外で消耗するインク量は多いんです。

今回は、印刷時以外にインクが消耗してしまう理由や、インクを長持ちさせるコツを解説します。

インクを長持ちさせるために知っておくべきプリンターの仕組み

プリンターインクは印刷しなくても消耗する

最初にお伝えした通り、プリンターインクは印刷しなくても消耗します。

なぜ印刷せずに消耗してしまうかという理由については、プリンターの「ヘッドクリーニング」という機能が関係しています。

ヘッドクリーニングとは?

ヘッドクリーニングとは、プリンターのヘッド部分をクリーニングする機能のことです。

プリンターは、細いノズルからインクを吹き出して印刷しているのですが、プリンタの電源を切ったままにしてしまうとノズル部分にインクが固まり、目詰まりが起こりやすくなります。

目詰まりを防ぐために強制的にインクを噴射して、ノズル部分の異物を取り除いたり、乾燥を防ごうとするのがヘットクリーニングの役割です。

ヘッドクリーニングは、文字や画像がかすれて印刷された時に使用する機能ですが、プリンターによって自動でヘッドクリーニングするものもあります。

ちなみに、顔料インクは染料インクよりも目詰まりしやすいです。

ヘッドクリーニングをすることによって、プリンタートラブルの中でもっとも多い目詰まりを防げるというわけです。

余分なインクをためる「廃インク吸収タンク」

ヘッドクリーニングによって排出されたインクは、プリンター本体に内蔵されている「廃インク吸収タンク※」という所に吸収されます。

※名称はメーカーによってさまざまで、インク吸収体や廃インク吸収パッドと呼ばれることもあります。

このタンクは消耗品なので、満タンになるとタンクを交換するか、メーカーに修理の依頼をしなければなりません。

タンクの価格は、メーカーや型番によって異なりますが、7,000〜8,000円ほどが相場です。修理の場合は、基本修理代金だけで10,000円を超えるケースも少なくなく、決して安いものとはいえません。

頻繁に交換する必要があるものではありませんが、ヘッドクリーニングの頻度が高ければ高いほど、廃インク吸収タンクがたまりやすくなります。

廃インクは電源を入れただけでも排出される

インクはプリンターの電源を入れただけでも消費してしまいます。

プリンターは、電源が入った瞬間にノズルチェックを開始します。これも、ヘッド部分の異物や乾燥を防ぐために行なわれる機能で、プリンタートラブルを防ぐ上では絶対に欠かせません。

インクを長持ちさせる5つのコツ

インクを長持ちさせる方法は、全部で5つあります。

①定期的に印刷をする

印刷時以外のインクの消耗は、定期的に印刷することで最小限に抑えることができます。

インク消耗の原因の一つであるヘッドクリーニングは、ノズルの乾燥を防ぎ、異物を取り除くことが目的の機能です。

ノズルは、プリンターを長期間使用しなければ乾燥しやすく、その分異物も詰まりやすくなります。

言い換えると、定期的に印刷すればヘッドクリーニングの必要がなくなるということになります。

定期的な印刷とはいっても、白黒印刷だけでは不十分で、必ず全色まんべんなく印刷する必要があります。頻度は10日に1回ほどが理想です。

②定期的に電源を入れる

 

プリンターに、ヘッドの乾燥を認識させないようにするには、定期的に電源を入れることも有効です。

プリンターは、長期間使用しないと電源を入れた時のインクの噴出量が増えます。

これも、ヘッド部分の乾燥を防ぐことが目的で、オフの状態が長く続くと、通常印刷でもインクが多めに消耗されてしまうのです。

ベルカラーのサポート窓口にも、「しばらくプリンターを使っていないのにインクが減っている気がする」というお問い合わせが多く寄せられます。

印刷しない=インクが減らない、ではありません。むしろ印刷しない期間が長ければ長いほど、電源を入れた時や印刷時に多くのインクが消耗されてしまいます。

また、プリンターを使わない時は、インクカートリッジを外して、保護キャップをつけて保管しているというお客様もいますが、それは間違いです。

カートリッジ自体を外してしまうと、余計にヘッドが乾燥しやすくなるため逆効果です。ヘッドの乾燥は、印刷のかすれや目詰まりの原因となるので、インク交換以外でカートリッジは外さないようにしましょう。

③ヘッドクリーニングの回数を減らす

定期的に電源を入れて印刷をすれば、ヘッドクリーニングの回数を減らすのもOKです。

ヘッドクリーニングは、都度設定して行なうものもあれば、自動でヘッドクリーニングをする機能が備わっているものもあります。自動で行なわれるタイプは、あらかじめ自動ヘッドクリーニングの機能をOFFにしておくといいでしょう。

また、プリンターでインクの使用量を調整できるものもあるので、こちらも設定しておくとインクの長持ちにつながります。

まれに印字不良などでインクが空になるまでヘッドクリーニングをしたというお客様がいらっしゃいますが、ヘッドクリーニングは多くても3〜4回までにしてください。

ヘッドクリーニングの回数が増えるということは、その分廃インクもたまっていくということです。

ヘッドクリーニングで印字不良が改善されないとなると、もしかするとカートリッジに何らかのトラブルが起きているのかもしれません。

この場合、一度サポート窓口までご連絡いただくようお願いいたします。

④フチなし印刷をしない

フチなし印刷をすると、その分インクの使用量が増えます。

フチなし印刷をしなければ、その分インクの節約にもつながりますので、インクを長持ちさせたい方はぜひ試してみてください。

フチなし印刷の設定は、パソコンやスマホなど端末での設定、もしくはプリンター本体での設定が可能です。

⑤白黒印刷にする

写真など、絶対にカラーでなければいけないもの以外は、あえて白黒印刷を選択するのもおすすめです。

例えば、ネット上から必要なページを印刷する時など、文字が読めればいいだけの書類は、カラーではなく白黒に設定するとインクの節約につながります。

身分証明証のコピーが必要なシーンでも、カラー指定がなければ白黒印刷で十分ですよね。

ただ、一つ注意してほしいのが、白黒印刷では黒以外のインクは消耗しないという誤った理解です。

プリンターインクは、白黒印刷に設定してもカラーインクも一緒に消耗します。

理由としては、最初にお伝えしたヘッドクリーニングが関係していて、ヘッドの乾燥を防ぐために全てのインクが消耗されてしまうからです。

ただ、白黒印刷よりもカラー印刷の方がインクの消費量は圧倒的に増えるので、必要な時以外は白黒印刷に設定することをおすすめします。

詰め替え用のボトルインクは、使用しない時は冷暗所に立てて保管してください。また、使用しないカートリッジは保護キャップと空気栓をして、ジッパー袋に入れておくと乾燥を防げます詰め替え用のボトルインクは、使用しない時は冷暗所に立てて保管してください。また、使用しないカートリッジは保護キャップと空気栓をして、ジッパー袋に入れておくと乾燥を防げます。

インクの節約にはベルカラーの「詰め替えインク」がおすすめ

印刷以外でインクを消耗してしまうのは、プリンターの構造上仕方がないことがわかりました。

かと言って、印刷していないのにインクが減ってしまうのは、やっぱりもったいないと感じてしまうものですよね。インクは決して安いものではありませんし、何とか節約したいとお考えの方はきっと多いと思います。

そんな方おすすめしたいのが、ベルカラーの詰め替えインクです!!

ベルカラーの詰め替えインクは、純正インクに比べて低価格。

  純正インク ベルカラーの詰め替えインク
キヤノン
BCI-371/370 (6色)
5,282円(税込) 576円(税込)
エプソン
ITH(イチョウ)6色セット
4,775円(税込) 884円(税込)
「1回セット分※」の価格比較(2020年5月時点の価格)

※1回セット分とは、カートリッジを1回満タンにした量のこと。

エプソンは純正インクの約1/5、キヤノンに関しては約1/10と、ベルカラーの詰め替えインクのコスパの良さが一目瞭然です。

プリンターインクは消耗品なので、価格重視でインクを購入されている方はとても多いと思います。

とはいえ、「互換インクは品質が気になる」「もしもの時に保証が受けられない」という不安をお持ちの方が大勢いらっしゃるのも事実です。

正直なところ、文書印刷メインなら、純正インクと互換インクで品質に大きな差は見られません。

また、ベルカラーの商品は、万が一のトラブルにも対応できる「トリプル保証」があるので安心です。

頻繁にプリンターを使う方も、年賀状印刷などたまにしか出番がないという方も、インクを節約したい時は、ぜひベルカラーの詰め替えを試してみてください。

まとめ

プリンターインクは、印刷時だけでなく、電源を入れたり、ヘッドクリーニングをするだけで消耗してしまうことがわかりました。

今回ご紹介した方法は誰でも簡単にできるものばかりなので、「インクの減りが早い!」と感じられる方はぜひ試してみてください。

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